前回アップしてから2週間弱ですが、その頃から色々と
変化がありました。
麻痺の残る右下肢に装具を付けての歩行訓練が
始まりました。
この歩行訓練、脇に安全帯でを通し、天井の可動式
レールにから吊られた状態で杖を使用し、療法士の方から
介助受け手の訓練です。
見ていると、重心が後方に寄っていて、介助がないと
あおむけに倒れるような感じです。
療法士の方が「もっと前に重心を、、、」と伝えるのですが、
麻痺のせいなのか、なかなかうまくいきません。
これではなかなか距離が稼げません^^
この時期に長い距離を歩いて、コツをつかんでもらうのが
今後の回復に大きな差が出るという事で、、、
ロボットを使用した歩行訓練を薦められました。
藤田医科大学病院(10月から名称変更)とトヨタの
共同開発で、現在効果知見を蓄積中のようです。
その名は「ウェルウォーク」です!!
正面にモニターがあり、麻痺側の下肢に装具を付けますが、
その膝部分にモーターが組み込まれていて、荷重がかかると
膝が折れないように伸びる、もう一方の足に荷重が移動し
麻痺側の下肢に荷重がなくなると膝が折れ、足を前に
出しやすくなります。
また、足の振り出しがしやすい様に、膝部に帯がついており、
良いタイミングで振り出せるようアシストしてくれます。
正面のモニターでは、振り出した足を着地させる場所が
表示され、正しい姿勢を保って歩行できるようになっています。
さらにそのモニターの表示を変更することによって、歩行している
本人の映像を出すことができるため、前後左右の軸のブレも
確認することができます。
これを使うと、休憩をはさみながら約1時間で100m程の
歩行訓練ができるようです。
鼻からの経管栄養はなくなり、3食経口食となりました。
といっても、まだペースト系の食事で、ご飯もおかゆです。
嚥下や咀嚼は問題ないと思うので、しばらく様子を見たら
固形食に移行するのではないかと思います。
言語の麻痺については、声を出そうとはするのですが、
なかなか声にならない場合が多く、あまり回復が見込め
なければ、50音ボードの使用を考えないといけないかも
しれません。
排尿(便)については現在訓練中で、定期的に
トイレに行くことから始めているようです。
尿(便)意の有無については、本人曰く「ある」と
言っていますが、どうなんでしょうか/
また、ソーシャルワーカーの方と、今後(退院後)について
相談を少しずつしていますが、何と言っても自宅の作り方
(物理的な問題)が大きく立ちはだかっていて、
現在の介護状態では在宅看護は非常に難しい。
生活の中心を自宅ではなく、施設(老健等)において、
週末などに帰宅するパターンがいいのかな~
ただ、本人がどう思うか、、、これが最も気にかかるところです。